亀田和毅が世界初挑戦へ 8.4フィリピン

　デビュー以来27連勝（18ＫＯ）のＷＢＯバンタム級６位、亀田和毅（22＝亀田）が８月４日、フィリピンのセブ島でＷＢＯ同級王者パウルス・アンブンダ（32＝ナミビア）に挑戦することになった。ＷＢＯが24日、公式サイトで明らかにした。

 

亀田和毅

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションはＷＢＯとＩＢＦに加盟した４月１日に世界戦挑戦に関する内規を定め、日本または東洋太平洋タイトルを獲得しない限り、日本国内での世界挑戦はできない─とした。ＷＢＣで４位にランクされるなど主要４団体で上位につけている亀田陣営は、日本や東洋タイトル戦を行う意思はなく、海外での世界挑戦を模索。当初はニカラグアが候補に挙がっていたが、最終的にフィリピンに落ち着いた。

 

パウルス・アンブンダ

アンブンダは20勝10ＫＯ無敗の32歳。身長は154センチと小柄だ（和毅は171センチ）。今年３月、ナミビアでプンルアン・ソーシンユー（タイ）を判定で下して王座を奪取し、今回が初防衛戦となる。ＷＢＯの公式サイトによると、陣営は地元ナミビアでの防衛戦を希望していたが、財政的な理由で実現はしなかった。それでも中立国での開催になった点は「ラッキーだ」と歓迎している。