KOを狙って攻める山口(右) |
WBA女子S・フライ級タイトルマッチが10日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの山口直子(白井・具志堅)は挑戦者ロレダナ・ピアッツァ(イタリア)を7回10秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。
山口はベストバウトとも思える会心の内容。ピアッツァはジャブを中心に左フックや右ストレートで王者を脅かしたが、試合を決めたのは山口の強打だった。
チャンピオンはよく足が動き、パンチがスムーズに出た。3回には早くも右ストレートで最初のダウンをゲット。4回にもジャブに右をかぶせ、さらに追撃して2度のダウンを奪った。イタリア人はここから粘ったが、フィニッシュは7回。山口の右ストレートが決まるとピアッツァがダウン。青コーナーからタオルが投げ込まれた。山口は14勝12KO2敗。ピアッツァは9勝(4KO)2敗。
川西(左)はつのだを4度倒してタイトル奪取 |
セミファイナルの女子東洋太平洋S・フライ級タイトルマッチは挑戦者で3位の川西友子(大阪帝拳)が王者つのだのりこ(白井・具志堅)に4回40秒TKO勝ち。新チャンピオンに輝いた。昨年42歳で王者となったつのだは初防衛に失敗した。
元バスケットボール選手で身長171cmの川西は運動能能力が抜群。初回から右ストレート、左フック、右アッパーとあらゆるパンチをバシバシと叩き込み、計4度のダウン奪う圧勝劇だった。
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