2013年4月16日火曜日

村田がA級プロテスト合格 スパーでホール沸かせる

 
右ストレートを打ち込む村田

 ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(三迫)が16日、後楽園ホールでA級プロテストを受験し、同日合格が発表された。フジテレビがスパーリングの模様を生中継する異例の公開プロテストだったが、村田は緊張する様子もなく軽快な動きで観衆を沸かせた。

 受験番号1番の村田は、スパーリングの前、一般のプロテスト受験者と同じように筆記試験と、ロープスキッピング、シャドーボクシングなど実技を受験。最後のメニューとなる3ラウンドのスパーリングは、興行の中盤に、観衆が見守る中で行われた。

 スパーリングの相手は前日本ミドル級王者の佐々木左之介(ワタナベ)。村田は得意のボディーブローやアッパーを落ち着いて決め、2回からは右ストレートをバシバシと打ち込むと会場からはどよめきの声。連打も披露した村田が実力の片りんを見せた。
 
テスト後に記者会見した村田は「ひとつクリアできてほっとしている。クリーンヒットをもらわないことが一番なので、今日はそこを気をつけた」と感想を語った上で、「(風邪をひいて)心拍数を上げる練習ができなかった。プロは一晩ですべてが変わってしまう世界。体調管理もできないようではダメ」と反省もしていた。

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