5月3日タイ・シーサケットで3度目の防衛戦に臨むWBC世界S・フライ級王者の佐藤洋太(協栄)が25日、都内のジムで練習を公開した。これまで370ラウンドのスパーリングをしてきたという佐藤はこの日も4ラウンドのスパーリングを披露。記者会見での主なやり取りは以下の通り。
パートナーに鼻血を出させた佐藤(右) |
─タイで日本人選手は0勝16敗1分。勝てば史上初だが。
佐藤「シーサケットに勝つことはそんなにすごいことじゃない。普通に行って、普通に勝ってくるので、あんまり史上初とかは言わないでほしい」
─敵地に乗り込むにあたって気を付けていることは。
佐藤「忘れ物をしないこと(笑)。すでに明日の深夜出発なのに明後日と勘違いしていた。そういうところは気を付けたい。でも、早くタイに入りたい。暑さで体重が落ちるし、フルーツも好き。爬虫類も好き。試合は12ラウンド、インターバルを入れても48分だから、1週間タイを楽しむつもりでいる」
佐藤「スピードはそんなにないが、スイッチをするので気を付けたい。オーソドックス用のカウンターを狙って、相手がスイッチしていたら危ない。でも総合的なレベルは自分の方が上。挑戦者はパンチがあるというけど、赤穂くんの方があるんじゃないか。たとえパンチが強くても当てられないと思う。勝負に100%はないけど、リアルな数字で75%くらいは勝てる。残り25%は危機感。ミスだけには気を付けたい」
─タイでもマジカルボックスと呼ばれるトリッキーな技術を見せるのか。
佐藤「(ガードを下げたり、相手を見ずに歩いたり)あれはお客さんへのパフォーマンスではなく、対戦相手へのパフォーマンス。ああやって相手の精神に揺さぶりをかけて、やりにくくしている。タイでもいつも通りやるつもりです」
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