日本のリングで活躍、その後母国ロシアでキャリアを進行させていたアレクサンデル“サーシャ”バクティン(WBA&IBF・S・バンタム級3位、WBC4位、31歳)が現役に別れを告げた。プロ戦績は31勝12KO無敗。
「健康の問題」に関して具体的な報道はされていないが、昨年9月、ロリ・ガスカ(比)とのIBO・S・バンタム級王座決定戦で重大なダメージを被ったことが要因となった模様。大差の判定勝利を収めたサーシャだが「4ラウンド以降、記憶がとんでしまった」というように試合後、救急車で病院へ直行することに。今年3月、ヨグリ・エレラ(コロンビア)に4回ストップ勝ちした試合がラストファイトとなった。
サーシャは「事実を見つめると少し悲しい。メジャータイトルにチャレンジするチャンスが巡ってこなかった。でも決断する時がきた」と胸中を明かしている。
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