2013年3月2日土曜日

ディブ米国で陥落 IBF世界フェザー級戦


王座を失ったディブ

 米コネチカット州マッシャンタケットのフォックスウッズ・カジノで1日(日本時間2日)行われたIBF世界フェザー級タイトルマッチは、挑戦者11位エフゲニー・グラドビッチ(ロシア)が王者ビリー“ザ・キッド”ディブ(オーストラリア)に判定勝ちを収め、プロ16戦目で戴冠を果たした。ディブは3度目の防衛に失敗。

 序盤はこの試合のプロモーター、ラップ歌手で俳優の50セントと契約したばかりのディブが優勢。しかし4回あたりから突進力にモノを言わせてグラドビッチが攻勢をかける。8回、主審はグラドビッチに減点(ホールディング)を科した後、同じ反則で王者からもマイナス1。挑戦者はダウンは奪えなかったが、その後も何度か印象的なパンチをヒットして勝利を不動のものにした。

 公式スコアは1ジャッジが114-112でディブを支持したが、他の2者は同じスコアでグラドビッチ。2-1というスコアが不思議なほどグラドビッチの攻勢が目立った。

 母国ロシアを離れ、カリフォルニア在住の新王者は16勝8KO無敗。チーフトレーナーのロバート・ガルシアは実弟マイキー・ガルシア(WBO王者)と合わせ、2人の世界フェザー級王者を擁することになった。35勝21KO2敗となったディブの黒星はいずれも米国で喫したもの。

 セミのNABF・S・ウェルター級戦は王者ウィリー・ネルソン(米=WBC5位)が挑戦者マイケル・メディナ(メキシコ=WBC17位)を初回2度倒してTKO勝利。

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