左から松本トレーナー、細野、大橋会長 |
4月14日にインドネシアのジャカルタでWBA世界フェザー級スーパー王者のクリス・ジョン(インドネシア)に挑戦する細野悟(大橋)が22日、横浜市内のジムで記者会見した。無敗のジョンは18度目の防衛戦。細野と大橋秀行会長、松本好二トレーナーのコメントは以下の通り。
─2010年11月のプーンサワット、11年大みそかのカバジェロに続く3度目の世界挑戦だが?
細野「まさか3回も挑戦できるとは思っていなかった。カバジェロに負けてもうダメだと思ったけど、今は当たって砕けろじゃないけど、そういう気持ちで練習してます」
─ジョンの印象は?
細野「攻めてよし、守ってよし。完璧という印象。ジョン相手に判定では勝てないと思うので、1発ぶち込んで勝ちたい。ミスブローを恐れずブンブン手をだしていきたい」
─ジョン対策は?
細野「ジョンと対戦した木村章司さん(花形)にパンチのタイミングや、テンポの速さについて教えてもらった。ゆったりしたテンポからいきなり速いリズムで攻撃をしてくる。木村さんもテンポの違いを盛んに言っていた」
─カバジェロ戦からの1年半はどんな気持ちで練習をしていた?
細野「いま考えれば何となくやっていたと思う。3度目のチャンスをもらったので人生をかけてベルトを獲りにいきます」
大橋「ここにいる松本好二が1992年に韓国で負けて以来、日本選手は海外挑戦で連敗が続いている。細野にはこの連敗をぜひ止めてほしい。圧倒的に不利だと言われていると思うが、細野には1発のパンチ力がある。12ラウンドの中で必ずチャンスは生まれるはず。また、細野はアマだった学生時代にインドネシアの大会(プレジデントカップ)で銅メダルを獲った経験もある。ぜひ勝ってベルトを日本に持ち帰りたい」
松本「自分がWBAのフェザー級でタイトル獲得に失敗して連敗が始まった。細野が同じWBAのフェザーで連敗を止めてくれたら運命かなとも思う。細野は敵地のほうが集中力を発揮できるのではないかと思う。彼の底力に期待しています」
JBC公認の日本選手に限ると、海外での世界挑戦は現在37連続失敗中。JBCライセンスを所持せず、海外で世界挑戦した高山勝成(2試合)、山口賢一、石田順裕を入れると41連続失敗中となる。
0 件のコメント:
コメントを投稿