2012年11月27日火曜日

キグとマーレイが快勝 英国の2暫定決定戦


 リッキー・ハットン×ヴァチェスラフ・センチェンコをメインエベントとした24日(現地時間)英国マンチェスターで開催された興行で、WBAの2階級の暫定王座決定戦が行われた。

 英国人同士の対決となったS・バンタム級は6月の第1戦に続くダイレクトリマッチ。前回は序盤で負傷ドローに終わったが、今回は明確に決着がついた。若手ホープ、スコット・キグ(WBA2位=24歳)に対し、西岡利晃と戦ったサウスポー、レンドール・ムンロー(同4位=32歳)が初回、左フックを巧打したが、2回からキグが重厚なボディーブローでペースを掌握。6回、レバー打ちで2度ムンローを倒し、ストップした。TKOタイムは2分37秒。

 もう一つのミドル級戦はWBA&WBC3位(WBOは1位)マーティン・マーレイ(英)がWBA7位ホルへ・ナバーロ(ベネズエラ)に6回1分40秒TKO勝ち。初回、右カウンターで倒したマーレイ(30)がプレスをかけ続けるベネズエラ人をアウトボックス。かまわず前進するナバーロだったが、6回、マーレイの右でダウン。同じパンチでまた倒した英国人が追撃中にナバーロ・コーナーがタオルを投入した。

 この2クラスともランキング1位は空位。特別に暫定チャンピオンを設ける理由はなく、相変わらずWBAの政策には首を傾げてしまう。

0 件のコメント:

コメントを投稿