2012年11月26日月曜日

ゲレロ、ベルトとの肉弾戦制す

 

 WBC世界ウェルター級暫定王者ロバート“ゴースト”ゲレロ(米)×挑戦者元WBC&IBF同級王者アンドレ・ベルト(米)とのタイトル戦が24日(日本時間25日)米ロサンゼルス郊外のオンタリオで行われ、ゲレロが明白な判定勝利で初防衛を果たした。
 

 ダウンシーンは初回と2回に起こった。いずれもクリンチ際からゲレロがパンチをねじ込んで倒したもの。同時にベルトは右目が腫れ出し、前半からハンディを負う。ゲレロはこれがウェルター級転向2戦目とは思えない強靭なフィジカルを発揮し、手負いのベルトを追い込む。ロープを背にする場面が続出するベルトは中盤、右アッパーを連発して反撃。しかし王者は鉄のアゴで対抗し、ノーダメージ。終盤3ラウンズ、再びゲレロが旺盛なプレスで締めくくり勝利にダメを押した。

 公式スコアは3ジャッジ一致の116-110でゲレロの勝ち。一部で「フロイド・メイウェザーの対戦者決定戦」ともいわれる試合を制したゲレロは31勝18KO1敗1分2無効試合。腕の負傷、ステロイド禍による長いブランクからの復帰戦だったベルトは28勝22KO2敗。

 セミでは中量級のセンセーション、キース・サーマン(米)が元WBO世界ウェルター級王者カルロス・キンタナ(プエルトリコ)に4回2分19秒TKO勝利。空位のNABO・J・ミドル級王者に就いたサーマンは19勝18KO無敗1無効試合。Photo/GBP
 

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