2012年6月3日日曜日

「イオカとやりたい!」WBO王者フエンテス圧勝


 メキシコのティファナで2日(現地時間)行われたWBO世界ミニフライ級タイトルマッチは王者モイセス・フエンテス(メキシコ)が地元の挑戦者フリオ・セサール・フェリックス(メキシコ、WBC15位)を問題とせず、初回2度倒して2分16秒KO勝ち。初防衛に成功した。
 負傷のため戴冠後ブランクに見舞われたフエンテスだが、最軽量級の実力者であることを証明した。長身スリムなフエンテスが自信満々で顔面、ボディーを叩くとフェリックスは早くも劣勢。打たれるままの挑戦者は仰向けにダウン。辛うじて続行に応じたものの、またも王者のパンチを吸収して悶絶。ラスベガスのラッセル・モーラ主審はカウント途中でストップをコールした。ダメージが深い敗者はしばらくリングで介抱を受けた。
 今夏に軽量級のビッグネーム、イバン・カルデロン(プエルトリコ)との防衛戦を控えるフエンテスは15勝7KO1敗。記者に対し「この階級で一番強いといわれる日本のイオカとぜひ戦いたい」とリップサービス。敗れたフェリックスは17勝7KO4敗。(三浦勝夫)
=PHOTO/CATCH MIURA=

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