2012年6月11日月曜日

37歳ベイリー劇的TKO勝ち IBFウェルター級王座決定戦


 パッキアオ-ブラッドリー戦のリングで行われたもう一つのウェルター級タイトル戦。予想不利だった元世界J・ウェルター級王者ランドール・ベイリー(米)がIBF1位マイク・ジョーンズ(米)を11回2分52秒TKOで破り、IBF王座を獲得した。
 パンチャーのベイリーが最後に本領を発揮した。無敗のプロスペクト、ジョーンズが中盤から左ジャブ、右ストレートを中心にアウトボクシングを披露。一発狙いのベイリーは手数が少なく、淡々としたラウンドが続く。しかし10回終了間際、ベイリーの右ストレートが炸裂し、ジョーンズは背中からダイブ。続く11回、ベイリーの右アッパーでジョーンズは痛烈にダウン。起き上がろうとして崩れ、ストップがかかった。
 2階級制覇のベイリーは43勝37KO7敗1NC。初黒星のジョーンズは26勝19KO1敗。王座はアンドレ・ベルトが返上し、空位となっていた。
 メインの前に行われた10回戦でWBO世界バンタム級王者ホルヘ・アルセ(メキシコ)が初回、相手のヘスス・ロハス(プエルトリコ)を倒したが、2回開始早々、主審のブレークコール後、ロハスの右を食らい横転。休養時間が与えられたがアルセは立てず、試合は無判定試合(ノーコンテスト)に終わった。

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