メキシコ人初の重量級世界王者についたフリオ・ゴンサレスが10日土曜日(現地時間。11日説もあり)故郷のメキシコ・南バハカリフォルニア州で交通事故に巻き込まれ、死亡した。35歳だった。
ゴンサレスは十代のときに家族とメキシコから米国に移住。現役時代はロサンゼルスに隣接するオレンジ・カウンティに居住していた。米国メディアによると、以前から生まれ故郷の同州ゲレロ・ネグロに戻り、父の牧場を手伝っていたという。ゴンサレスは10日、オートバイで走行中、飲酒運転のドライバーにひき逃げされ、事故から1時間後に息を引き取った。
ゴンサレスは2003年10月、2度目の世界挑戦で、安定政権を築いていたWBO世界L・ヘビー級チャンピオン、ダリウス・ミヒャゾウスキ(ドイツ)に敵地で番狂わせの判定勝ち。ミヒャゾウスキはこの時、49戦目で初黒星だった。しかし初防衛戦でゾルト・エルデイ(ハンガリー)に敗れ無冠に。以後、同級IBF王者クリントン・ウッズ(英)に2度挑んだが、戴冠は果たせなかった。ラストファイトは昨年9月、メキシコ・クルーザー級王座に挑戦し、判定負けした試合。王者当時は、おなじみのマック栗原氏がトレーナーを務めたこともある。終身戦績は41勝25KO8敗。
アメリカ人の妻と2人の息子が残された。
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