2011年12月19日月曜日

尾川大差判定でMVP 全日本新人王決勝



 第58回全日本新人王決勝戦は18午後日満員の後楽園ホールで行われ、東西のトーナメントを勝ち抜いたホープたちが11階級で熱戦を展開した(L・フライ級は不戦)。
注目のS・フェザー級不敗対決は、東軍のMVP・尾川堅一(帝拳)が西軍西脇一歩(六島)の堅いガードにKOこそ逸したものの、終始強打を浴びせ続けて文句なしの判定勝ち。東日本決勝に続き全日本でも「最優秀選手」に選ばれた。帝拳は尾川を含め今大会で一挙3人の新人王を誕生させた。
 東西対抗は今年も東日本トーナメント優勝者の東軍が強く、7-5で勝利した。しかし西軍(西日本・中日本・西部日本)の奮闘も目立ち、MVP以外の二賞をゲットしている。関西のMVP男・京口竜人(大阪帝拳)は千波丈二(勝又)の気迫の攻撃に最終回あわやKO敗のピンチに陥ったものの、土壇場で左フック一撃を決めて強烈なダウンを奪い、わずか2秒を残してTKO勝ち。勝負強さを発揮して「敢闘賞」に選ばれた。「技能賞」はS・フライ級で不敗の喜久里正平(帝拳)に判定勝ちした小林健太郎(六島)が選ばれた。
 以下は各賞決勝の試合結果。
MM 安慶名健(横浜光)判定 山本裕貴(江見)
LF  沖田英志(JM加古川) 不戦 横手太一(ドリーム)*
F  阪下優友(とよはし) 判定 青山功(セレス)
SF 小林健太郎(六島)判定 喜久里正平(帝拳)
B  尾島祥吾(川崎新田)負傷判定4R 外山春樹(FUKUOKA)
SB 小澤有毅(筑豊)判定 岩崎悠輝(新開)
Fe 京口竜人(大阪帝拳)TKO5回 千波丈二(勝又)
SFe 尾川堅一(帝拳)判定 西脇一歩(六島)
L  横山雄一(帝拳)判定 岩田裕司(中日)
SL 中澤将信(帝拳)判定 蒔田貴弘(駿河)
W  藤中周作(金子)KO1R 米尾達哉(奈良)
M  佐々木左之助(ワタナベ)TKO1R 大石豊(風間)
*L・フライ級は横手がケガで棄権したため沖田の不戦勝
※写真上は尾川(右)-西脇のS・フェザー級戦から。下は各級の新人王全員集合

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