2011年12月30日金曜日

井岡とヨードグン、計量クリア



 WBC世界ミニマム級戦の計量が30日行われ、チャンピオン井岡一翔(井岡)、10位挑戦者ヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)ともに一発でクリアした。井岡は47.5キロ、ヨードグンは47.2キロと軽め。
 なんばの家電量販店で行われた公開計量。「レベルが違う」と自信満々の井岡に対し、ヨードグンは「たくさんの人がいて少し緊張しました」。計量後の写真撮影ではタイ側から「ベルトを両者で持ってほしい」と頼まれたが「それはイヤです」と井岡は拒否し、チャンピオンのプライドを感じさせた。「打たせずに打つボクシングを心がけて練習してきました。ボクシングのおもしろさを伝えられたらいいと思う。大みそかは僕が盛り上げます」
 一方のヨードグンもコンディションは順調の様子。「ファイター・タイプなので前に行くボクシングをします。特に不安はありませんね」と、井岡攻略にやる気を見せた。右耳が特に“カリフラワー状態”になっているが、これは「ムエタイによるもの」とのことだった。
 計量に先だっては調印式、ルールミーティングが行われた。明日のオフィシャル構成は以下のとおり。グローブは日本製8オンスで井岡が黒色、ヨードグンが赤色を使用する。
※レフェリー=ブルース・マクタビッシュ(比)/ジャッジ=ドン・グリフィン、ファン・ラスカノ(ともに米)、ブライアン・マクマホン(豪)/立会人=メジャー・リー(韓)

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