2年2ヶ月に及ぶ、スーパー・ミドル級トップボクサーによるトーナメント「スーパー・シックス」(正式名称はスーパー・シックス・ワールドボクシング・クラッシク)のファイナルが17日(現地時間)米アトランティックシティのボードウォークホールで挙行され、同級のWBA“スーパーチャンピオン”アンドレ・ウォード(米)がWBC王者カール・フロッチ(英)を3-0判定で破り、トーナメント優勝と2冠統一を果たした。
スコアカードはカナダと米国のジャッジが115-113と僅差だったが、フロッチの母国、英国のジャッジが118-110でウォードを支持したように、大方はWBA王者の大差の勝利と見ている。ウォードはパンチのスピードと正確さで勝り、前半から左フックと右のクリーンショットでポイントを蓄積。パンチのコンピュータ集計でもヒット数で243対156、パーセンテージでも42%対23%と英国人を上回った。
アテネ五輪の金メダリストで、アマチュア時代から15年間不敗と言われるウォード(25勝13KO)は「トレーニング中に痛めた右こぶしが6ラウンド、相手の頭を打って悪化した。でもそれは口にせず、戦い抜いた」と発言。一方のフロッチは「私はフェアに負けた。彼のディフェンスは素晴らしく、彼をヒットするのは至難の技だった」と完敗を認めている。28勝20KO2敗。
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