11月6日のWBCダブル世界戦でともに勝利した粟生隆寛(S・フェザー級)と山中慎介(バンタム級)の帝拳ジムの世界チャンピオン2人が1日東京・神楽坂の帝拳ジムでジムワークを再開した。
デビス・ボスキエロ(イタリア)に苦戦の判定勝ちでベルトを死守した粟生は、「相手に合わせてしまう自分の悪いクセが出た試合。今後はこれまでやってこなかった、相手のことをしっかり研究していきたい」と、不本意な内容に終わった試合を反省し軌道修正の弁。
一方、決定戦でエスキベル(メキシコ)を倒し新チャンピオンになった山中は、郷里の滋賀を中心に10件以上の祝賀会に出席し、チャンピオン獲得の実感を味わった。エスキベル戦を振り返って「まぁまぁ自分のいいところが出たが、ガードの面など課題も見つかったので、これから修正していきたい」と、気を引き締めていた。
2人の次の試合は来年3月頃にダブルもしくはトリプル世界戦として行う予定。相手について本田明彦帝拳ジム会長は、粟生は双方が希望しているボスキエロとの再戦が濃厚であることを明らかにした。また山中は1位でIBF王者でもあるアブネル・マレス(メキシコ)との統一戦が指名戦として行われる可能性があるものの、その前に選択試合をはさむことになるかもしれないとしている。12日からラスベガスで開催されるWBC総会には、西岡利晃も加え帝拳ジムの3王者が揃って出席する予定。
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