2011年11月5日土曜日
粟生-ボスキエロとも勝利を確信 調印式
6日の決戦が迫る中、WBC世界S・フェザー級王者の粟生隆寛(帝拳)は4日、調印式と試合直前の記者会見に出席。前日の予備検診に続き挑戦者(7位)デビス・ボスキエロ(イタリア)と顔を合わせた。
「誰もが分かる、圧倒的なかたちで勝ちたい。その上でKOできれば最高です」とチャンピオンは語り、一方の挑戦者は「これまで4つのタイトルを獲得したが、今回が一番重要だと分かっている。ベルトなしで国には戻れない。どんな試合をするかは、1ラウンドを見てもらえば分かるでしょう」とこちらも自信と余裕をアピールしていた。
試合は山中慎介-クリスチアン・エスキベル戦が挑戦者決定戦から空位の正規王座決定戦に昇格したため(別掲記事参照)、ダブル世界タイトルマッチとして行われることに。同僚の山中にチャンス到来とあって、粟生もこれを歓迎した。
フライ級の五十嵐俊幸(帝拳)-ウィルバート・ウイカブ(メキシコ)の試合は、勝者が王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)への指名挑戦者となる、これも注目の12回戦。五十嵐が「コンディションは今まで最高なので、最高の試合をする。判定、KOにはこだわっていない、作戦を実行するだけ」と言えば、対するウイカブは「五十嵐が打ち合いを望めばKOを狙う。(足を使って)回るようなら、12回でも15回でも戦うつもりだ」とけん制した。なお、3試合とも日本製の8オンスのグローブが使用される。
※写真は上から、ダブル世界戦+挑戦者決定戦に出場する6選手、ボスキエロとのツーショット撮影で笑顔を見せる粟生、フライ級の挑戦権を争う五十嵐とウイカブ
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