2011年11月2日水曜日
渡部KO防衛でチャーリー戦要求 東洋&日本ウェルター級戦
1日夜後楽園ホールのダブルタイトルマッチの第一試合として行われた東洋太平洋&ウェルター級戦は、チャンピオンの渡部あきのり(協栄)の強打が4回にさく裂、同級日本8位・東洋太平洋6位・庄司恭一郎(戸高秀樹)の挑戦を右フック一撃で眠らせ、レフェリー・ストップによるTKO勝ちをおさめた。これで4月に井上庸(ヤマグチ土浦)から手にした2本のチャンピオンベルトのうち、日本は初、東洋は2度度目の防衛に成功した。
庄司も強打の強い圧力にもひるまず応戦したが、4回の右はまともにアゴに受けたため、顔からキャンバスに落ちる強烈なダウン。主審はノーカウントで試合を止め、渡部の手を上げた。渡部は顔面だけでなくボディーへのパンチも欠かさないなど、荒いなりに工夫をしてきている。しかし豪快なKO防衛にも不満顔。「練習でやってきたことが出ていないのが、歯がゆい」。日本&東洋王者のままで終わりたくないと野心満々の渡部は、試合後リング上のテレビ・インタビューで、1階級上のS・ウェルター級王者チャーリー太田(八王子中屋)に向かって「俺とアツい試合をやろうぜ」と対戦を呼びかけた。実現すれば、今の重量級きっての好カードとなろう。※写真は4R、庄司を一撃で沈めガッツポーズをとる渡部
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