2011年10月17日月曜日

ホプキンス不満のTKO陥落 ドウソン新王者に WBC世界L・ヘビー級戦


 15日ロサンゼルス・ステープルズセンターのメインカード、WBC世界L・ヘビー級タイトルマッチは論議を呼ぶ判定で王座交代--。46歳の王者バーナード・ホプキンスが29歳の元王者チャド・ドウソン(いずれも米)の挑戦を受けた一戦は、2回TKOでドウソンの手が上がり新チャンピオンとなったが、パンチによる決着ではなかったため、後味の悪さが残った。この回右をミスしたホプキンスがそのままダックしたドウソンの上体にのしかかる。すると、ドウソンは上体を起こしつつホプキンスの体を投げ捨てる。ロープ際に落下したホプキンスはこの時左肩を痛めたと訴え、試合続行に応じなかった。
 しばしの混乱状態の後、ラッセル主審はドウソンに明らかな反則行為はなかったとし、試合を続行しなかったホプキンスのTKO負けを宣した。
「ファンをがっかりさせたが、ホプキンスが試合をしたがらなかった」とドウソン。対して敗者は「ドウソンはきたない手を使った。反則だから俺の勝ちだ」と不満をぶちまけた。ホプキンスが判定以外で敗れたのは63戦目の今回が初(52勝32KO6敗2分1NC)。今後ホプキンス側が抗議して、再戦に持ち込む可能性もある。ドウソンは31勝18KO1敗。
※写真はキャンバスに倒れたまま苦痛を訴えるホプキンス=PHOTO/SUMIO YAMADA=

0 件のコメント:

コメントを投稿