2011年9月25日日曜日

五輪買収スキャンダル 7億円見返りに金メダル2個!?

 アマチュアボクシングでとんでもないスキャンダルが持ち上がっている。旧ソ連の一国アゼルバイジャンが来年のロンドン五輪で2人の選手の金メダルをゲットするのと引き換えに、900万ドル(約6億8千万円)を支払ったというのだ。これは英国の国営放送BBCが22日(現地時間)の番組「ナイトニュース」で明らかにしたもの。オリンピックがらみの買収スキャンダルであり、しかもアゼルバイジャンは25日から首都バクーで競技が始まる世界選手権大会のホスト国ということもあり、一層の関心を呼んでいる。
 BBCが「ナイトニュース」で伝えたのは、AIBA(国際アマチュアボクシング協会)が出資運営するプロ組織WSB(ワールドシリーズ・オブ・ボクシング)に対し、アゼルバイジャンが900万ドルを支払う見返りに、来年のロンドン五輪で同国選手に2つの金メダルが保証されたというもの。内部告発者の話と独自取材により、関係者のメールも入手しているという。BBCは番組中で1988年のソウル五輪で起きた歴史的スキャンダル――ロイ・ジョーンズが悲運のヒーローになった審判買収疑惑の映像を流しながらこの問題を報じている。
 BBCの衝撃的な報道に対して、AIBAの弁護士は「まったくの虚偽」と否定。同じくCK・ウー会長は「事実ではなく、こっけいな話だ」と反論しながらも、「独自に調査する」と約束。AIBAはすでに5人の委員からなる特別調査委員会を設立することを決めたといわれ、今後の展開が注目される。ことがことだけにIOC(国際オリンピック委員会)も強い関心を寄せており、ロゲ会長は「AIBAの調査を歓迎する」とコメントしている。
 なお、BBCの番組放送後AIBAは声明を発表し、問題とされる金について「アゼルバイジャンの投資家からWSBに対し、1千万ドルの融資がなされた」としている。決して金メダルの見返りではないというのだが、今後の調査で明らかになることが期待される。

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