WBAのスーパー・ウェルター級に動向が見られる。このクラスはスーパーチャンピオンにミゲール・コット(プエルトリコ)が君臨。これはコットの実績による認定で説得力に欠ける。正規チャンピオンはオースティン・トラウト(米)。石田順裕、リゴベルト・アルバレスを経由した暫定王座は空位となった。
6月メキシコで初防衛に成功したトラウトは、豪州の人気選手アンソニー・マンディンを相手に2度目の防衛戦に臨むはずだった。しかし契約の土壇場になって試合はキャンセルされた。マンディン陣営はトラウトが敵地オーストラリアへ出向くのを拒否したと伝えたが、事実と反するようだ。米国メディアの報道では逃げたのはマンディンのほう。交渉期間中、WBAはマンディンを3位から1位へ昇格させ、トラウトは「指名試合を拒否した」かたちとなったが、王者は「指名戦でもなんでも私は誰からも逃げない。私は逆にプライドを汚された。プロモーターが組んだ相手といつどこでも戦う」と反論する。
WBAはマンディン-アルバレスによる暫定王座決定戦を正式に認定した。試合は9月21日、豪州ニューキャッスルで行われる。この王座の価値は、どれほどあるのだろうか
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