2011年7月31日日曜日

WBC、ブラッドリーの王座はく奪 モラレス-バリオスで決定戦

 WBCはスーパー・ライト級王者ティモシー・ブラッドリー(米)のマネジャー、キャメロン・ダンカンへ書簡を送り、ブラッドリーの王座を剥奪することを通達した。理由には1月末にデボン・アレキサンダー(米)との統一戦を制してWBC王座を獲得したブラッドリーが、ルールで規定される6ヶ月を過ぎても防衛戦を行っておらず、現状ではその予定もないことをあげている。
 7月にWBA王者アミール・カーン(英)との3冠統一戦が予定されたブラッドリーだが、交渉は成立せず、カーンはIBFチャンピオン、ザブ・ジュダーと対戦した。ブラッドリーはプロモーターたちから契約不履行で裁判に訴えられており、即リング登場は困難な状態。ブラッドリーは今回が2度目のWBCベルト剥奪となった。もう一つ保持するWBO王座に関しては、まだ剥奪の動きはない。
 空位の王座はランク3位のエリク・モラレス(メキシコ)-元J・ライト級王者ホルへ・バリオス(亜)によって争われる。この決定戦は9月17日ラスベガスで行われるメイウェザー-オルティスのカードに組み込まれることになった。しかし両者のS・ライト級での実績やランクなどから、かなり強引な決定戦と見る向きが多い。

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