2011年7月18日月曜日

マルケス兄電撃KO ロマゴンも圧勝



 マルケス兄がパッキアオ戦に向け、強烈デモンストレーション。16日(現地時間)メキシコ・カンクンのリングに登場したWBA&WBO世界ライト級王者フアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が元WBA世界S・フェザー級暫定王者リカル・ラモス(コロンビア)に初回1分47秒KO勝ちを収めた。
 探りあいの様相から、いきなりフィニッシュブローが炸裂した。マルケスがリング中央で放った右クロスをチンに浴びたラモスはロープ際に大の字。目をつぶって失神し、レフェリーはノーカウントで試合を止めた。マルケス(37歳)は53勝39KO5敗1分。パッキアオを意識してサウスポーを相手に選び、前哨戦を飾った。しばらくリングの横たわったラモス(26歳)は24勝18KO4敗。
 同じリングのWBA世界L・フライ級タイトルマッチは王者ローマン“チョコラティート”ゴンサレス(ニカラグア)が挑戦者オマール・サラド(メキシコ)に7回48秒TKO勝ちで2度目の防衛。初回2度倒したゴンサレスがコンスタントなアタックで断然優勢。右マブタをカットしたサラドにドクターチェックが入った後、7回王者の連打でサラドは3度目のダウン。続行に応じたが追撃を浴び、主審が割って入った。
 またマルケスの弟で元バンタム級&S・バンタム級世界王者ラファエル・マルケス(メキシコ)が同国のエドゥアルド・ベセリルに6回開始TKO勝利。4回に左フックで倒したマルケスに対し、ベセリルは6回開始ゴングに応じることができなかった。西岡利晃挑戦が話題に上るマルケスだが、この日の相手はオーソドックスだった。
=PHOTO/SUMIO YAMADA=

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