2011年7月14日木曜日

山口が23日メキシコでWBO王座挑戦

 WBO(世界ボクシング機構)の世界フェザー級チャンピオン、オルランド・サギド(メキシコ)が23日(現地時間)に予定している初防衛戦の相手に同S・バンタム級14位の山口賢一が急きょ指名された。13日メキシコの主催者側が発表したもので、試合はサギドのホームタウン、シウダー・オブレゴンで行われる。
 サギドは4月に人気王者フアン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)を8回TKOで攻略する番狂わせを演じてタイトルを獲得したばかり。WBOは日本が加盟していないが、元大阪帝拳ジム所属の山口は日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出後WBOの世界挑戦を狙って活動中。現在は大阪・守口市内で日本プロボクシング協会非加盟のフリージムの代表を務めながら現役を続けている。
「先週の土曜日に挑戦が決まったと知らされていた。相手はファンマに勝ってチャンピオンになった強豪なので簡単に勝つとは言えない。でも、一か八かで勝負します」。メキシコでひと泡ふかそうと意欲満々。
 王者サギドは当初マイク・オリバー(米)を挑戦者に選んだが、オリバーの負傷により山口を代役に選んだもの。主催者によるとサギド-山口戦の勝者は前王者ロペスと対戦することになるという。サギド(30)は35勝23KO11敗2分。山口(31)は17勝4KO。時差ボケを考えれば早く現地に入る方がいいが本人はスパー不足を解消したいと、ぎりぎりまで日本で調整するつもりという。

0 件のコメント:

コメントを投稿