2011年7月1日金曜日

アマ 大統領杯出場の男女12選手、ジャカルタへ


 インドネシアのジャカルタで開催される第21回大統領杯国際トーナメントに出場する日本選手団が、出発を前に東京・北区の「味の素ナショナルトレーニングセンター」で合宿練習を行い、調整を続けている。※写真は出場の12選手。
 男子は昨年度MVPの須佐勝明ら7名、女子は同じく技能賞の新本亜也ら5名の計12名。大学生はリーグ戦開催中のため含まれていないが、まずは日本のトップ選手ばかりだ。
 日本選手が男女揃って同一大会に出場するのは初めてのケース。ナショナル・チーム級の男女合同練習も異例のこと。昨年度最優秀選手・須佐勝明と優秀選手.新本亜也の男女のトップ同士がマスボクシングでパンチを交換するという珍しい場面もみられた。
 古くから行われてきたこの大統領杯。2004年のスマトラ島沖地震以降7年間の中断を余儀なくされていたが、今年ようやく再開にこぎつけた。そんな矢先の3月11日に東日本大震災が起きただけに、主催者は今回の日本の参加に驚き、歓迎の意を表明している。
 今度の大会は世界最強のロシアやカザフ、中国、インドなど国際大会の常連も含め25ヵ国がエントリーしている。7年前は日本の3選手が入賞したが、参加国数も増えた今回はどうか。しかし、最近国際大会での入賞が増えている日本のアマチュアボクシングだけに、大いに期待したい。
「うちは男女ともベスト。今回は9月の世界選手権の前の最後の国際大会でもあり、ロンドン五輪に向けたテスト試合としては時期的にも一番いい。強国もくるので、思い切った戦いをしてほしい」と、寺崎誠団長は語る。一行は明日2日午前の便で、ジャカルタに向け出発する。
出場選手――男子=LF級・井上尚弥、F級・須佐勝明、B級・清水聡、L級・藤田健児、LW級・鈴木康弘、W級川内将嗣、M級・村田諒太 女子=LF級・横田佳奈子、F級・新本亜也、B級・箕輪綾子、Fe級・藤野ちなせ、L級・釘宮智子。

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