2011年7月27日水曜日
10.1.ラスベガスで西岡-マルケス戦決定
「マルケスは世界的に知られているスゴいボクサー。ラスベガスで戦えるなんて、本当にワクワクします」。長年の夢が実現することになり、チャンピオンの西岡は何度も「ワクワクする」と口にして喜びをあらわした――WBC世界S・バンタム級王者西岡利晃(帝拳)の7度目の防衛戦が、10月1日(日本時間2日)米国ラスベガスで、元2階級王者(現同級2位)のラファエル・マルケス(メキシコ)を相手に行われることが決定し、26日正式に発表された。試合は数々の大試合を手掛けたラスベガスの巨大ホテルMGMグランド・ホテル&カジノで行われ、WOWOWがこれを2日昼から日本に生中継する(無料放送)。
日本の世界チャンピオンがラスベガスで防衛戦を行うのはこれが初めて。西岡は09年メキシコのジョニー・ゴンサレス戦に次ぐ海外防衛戦。相手のラファエル・マルケス(36)は11月にパッキアオと対戦が予定されるフアン・マヌエル・マルケスの弟で、バンタム、S・バンタムの元世界王者。40勝36KO6敗のレコードが示すように左右両拳に必殺パンチを秘めるメキシカン・パンチャー。スリリングなKO戦が期待される。
前日(25日)に35歳の誕生日を迎えた西岡が勝てば、内藤大助の34歳8ヵ月という日本人世界チャンピオンの最高齢防衛記録を抜くことになる。これについては「記録は気にしていない。結果として勝って記録になるのはうれしい。ボクサーの年齢も最近は伸びている。まだできるということを証明します」と力強いコメント。「これまで以上の試合にしたい」と結んだ。
※写真はWOWOWで開かれた記者会見に出席し、マルケス戦の抱負を語るチャンピオン西岡
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