2011年5月8日日曜日

アルセ、バスケスを最終回TKO

 パッキアオ-モズリー戦が行われたラスベガスMGMグランドで、ホルへ・アルセ(メキシコ)がウィルフレド・バスケスJr(プエルトリコ)を最終12ラウンド、タオル投入のTKOで下し、WBO世界J・フェザー級王座を奪取した。
 出だしから突進し、ボディー連打などで仕掛けるアルセが優勢。バスケスも中盤から打ち終わりに右を決め、展開を拮抗させる。その後両者ともパンチの正確さを欠き、勝負は混沌としたが、終盤11回、メキシカンのラッシュでバスケスはロープを背負いピンチ。12回、アルセが王者を滅多打ちにしたところで、タオルが舞い終了。TKOタイムは55秒。それまでのスコアは2者がドロー、一人は5ポイント、アルセ有利だった。
 L・フライ級、フライ級、S・フライ級王者だったアルセはバンタム級を飛び越え、メキシコ人として初めて4階級制覇に成功。バスケスは3度目の防衛に失敗した。(三浦勝夫)

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