2011年5月1日日曜日

ガルシア兄弟、防衛&戴冠

 メキシコシティで30日(現地時間)行われた2つのWBOタイトルマッチで、双生児のガルシア兄弟がいずれも前半で勝負を決めた。
 先に行われたWBO世界J・フライ級暫定戦はラモン・ガルシア(メキシコ)が王者ヘスス・ヘレス(コロンビア)に挑戦。この2人は2月、暫定王者同士で統一戦を戦った稀有な背景がある。ホームで戦うサウスポー、ガルシアが積極的に仕掛け、初回終了間際、先制のダウンを奪う。2,3回と両者は頭をつけ合いパンチ交換。ここでも打ち勝ったガルシアが4回、ロープ際でボディーを痛打すると、崩れたヘレスはカウントアウトされた。KOタイムは1分15秒。
 一方、メインに登場したラウル・ガルシア(メイキシコ)はWBO世界ミニフライ級王座の防衛戦。相手のWBO1位ロメル・アセンホ(フィリピン)は20勝16KOの強打者(2敗)。サウスポー同士の対戦は見るからにパワフルなアセンホの左が緊張感を増幅する。だが2回、左でグラつかせたガルシアが3回、左カウンターでダウンをゲット。王者が追撃の最中放った右でアセンホは立ったまま失神。カイース主審が割って入ったTKOタイムは2分52秒。ガルシアは30勝18KO1敗1分。

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