2011年5月16日月曜日

2年ぶりの藤田、地元ホープに判定負け  岐阜の試合


 15日、岐阜県・岐阜商工会議所にて行われた元東洋太平洋S・フェザー級暫定チャンピオン 藤田和典(倉敷守安)と地元のホープ、安達寿彦(岐阜ヨコゼキ)のS・ライト級8回戦は、終始攻勢を続けた安達が判定で勝利を収めた。採点は78-74と80-73が2人。これが2009年4月以来の試合となる藤田も随所に巧さを見せたが、ひと回り身体の大きな安達の攻勢が上回る。終盤は一方的となり、6・7Rの終了後には、青コーナーにドクターチェックが入った。最終回も藤田は安達の右でグラついたが、しかし最後まで踏ん張り試合終了のゴングを聞いた。
 前座で行われたフライ級6回戦では、日本フライ級7位の有富康人(松田)が、昨年9月の東洋太平洋タイトル挑戦失敗から再起のリングに上がり、横田竜士(折尾)に5R38秒KO勝ち。2回、バランスを崩したところにプッシング気味のダウンを喫した有富だったが、5回、激しい打ち合いから左フックでダウンを奪うと、レフェリーはテンカウントを数え上げた。
 また中日本新人王予選では、ライト級で出場の内山篤(松田)が、兄であるWBA世界S・フェザー級チャンピオン 内山高志(ワタナベ)の見守る前で、中村祐仕朗(岐阜ヨコゼキ)を相手に判定勝ちを収め、8月の中日本新人王決勝に駒を進めた。
 ※写真は観戦に訪れたWBA世界S・フェザー級チャンピオン 内山高志(ワタナベ)と日本&東洋太平洋ウェルター級チャンピオン 渡部あきのり(協栄)=SA記=

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