2011年5月23日月曜日

パラシオス、敵地で戴冠 WBAミニマム級暫定

 メキシコのプエブラ州サンマルティン・テクスメルカンで行われたWBA世界ミニマム級暫定タイトルマッチは、挑戦者1位フアン・パラシオス(ニカラグア)が王者サミー・グティエレス(メキシコ)に3-0判定勝ちで、以前のWBC同級暫定王座に続き、2度目の戴冠を果たした。
 両者持ち味を出した好ファイトだった。身長、リーチで勝るパラシオスが序盤を押さえれば、地元観衆の声援をバックにグティエレスが盛り返し、展開を拮抗させる。中盤、両者はスピーディーなパンチ交換で激しいペース争いを演じる。しかし右マブタをカットしたグティエレスは徐々に劣勢を余儀なくされ、ニカラグア人のアウトボクシングが支配。そのままコンビネーションの回転力で上回ったパラシオスが押し切り、115-113が2者に116-112のスコアで勝利者コールを受けた。
 セミのWBC・S・フライ級シルバーベルト戦は王者オスカル・イバラ(メキシコ、WBC3位)がベテランのフアニート・ルビラール(比国)に7回2分42秒TKO勝ち。3度目の防衛に成功した。

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