2011年5月22日日曜日

正規王者クレバーリー、急造挑戦者をストップ

 ロンドンで21日(現地時間)挙行されたWBO世界L・ヘビー級タイトルマッチは、暫定王者から正規王者に昇格したばかりのネイザン・クレバーリー(英)が2日前に挑戦者に選ばれたアレクシー・クゼンスキ(ポーランド)に4回TKO勝利で防衛に成功した。
 紆余曲折を経て実現したタイトル戦だった。当初、クレバーリーは正規王者だったユルゲン・ブラーマー(ドイツ)と団体内の統一戦を予定していた。しかしブラーマーが練習中の負傷を理由に試合をキャンセル。3試合連続の防衛戦ドタキャンに、WBOはブラーマーの王座を剥奪。正規チャンピオンになったクレバーリーは、アンダーカードに出場するトニー・ベリュー(英)と防衛戦を行うことになったが、ベリューが体重を落とせないため辞退。結局、ベリューと対戦する予定だったクゼンスキに落ち着いた。
 いわくつきの試合はクレバーリーが打撃戦を挑み白熱。4回、クゼンスキの左目のカットが広がり、ネルソン主審(米)がストップをかけた。TKOタイムは1分27秒。
 セミで番狂わせ。北京五輪金メダリストからプロ入り、この日まで10勝8KO無敗だったジェームズ・デゲール(英=英国S・ミドル級王者)がジョージ・グローブス(英=英連邦王者)に2-0判定負け。スコアは115-115,115-114が2者でグローブス(13勝11KO無敗)が支持された。

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