2011年5月6日金曜日

皆そろった。女子トリプル戦検診





本番を2日後に控えたWBC女子トリプル世界戦の出場選手が約2ヵ月ぶりに勢揃い。6日午後後楽園ホールでメディカルチェックと会見がおこなわれた。
L・フライ級王者の富樫直美は「震災であたりまえだと思っていた毎日を見直した。東北のみなさんはまだ日常を取り戻していない。一生懸命戦うことが自分のできること。ボクサーと応援してくれる人の一体感を伝えられたらいい」。対するジュジース・ナガワは「前回は人生初の地震に驚いたが、再来日に心配はなかった。十分準備したので前回よりコンディションはいい」と語った。
またアトム級王者・小関桃は「ボクシングしかできないからやり切ると言い聞かせ集中して練習してきた。相手がどうきても対応できる」と自信を隠さず、昨日来日したクリカノック・アイランドムエタイは「地震には驚いた。試合は相手次第だが絶好調です」。
M・フライ級王者アナベル・オルティスは「被災したみなさんのことを考えて控えめにした」とミニスカートを封印した姿であらわれ、「ここで私のハートを見せたい。藤岡は強い相手、戦うことに誇りを感じます。筋力アップしてきたのでKOします」ときっぱり言い切った。被災地出身の藤岡奈穂子は「ボクシングやっている場合ではないが、地元の人たちは逆に私の心配をしてくれて、楽しみにできるのは藤岡さんの試合しかない、とまで。そう言われたら頑張らないといけない。前より集中して練習できました」。
それぞれの想いは強く、試合はより崇高なものになりそう。6選手ともコンディションに問題はなかった。

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