2011年3月4日金曜日

「ワクワクしている」山中と岩佐、明日激突!



 明日に迫ったバンタム級の注目カード、山中慎介(帝拳)-岩佐亮佑(セレス)の日本タイトルマッチは4日、後楽園ホールで計量が行われ、両者一発でパスした。ウェイトは山中が53.5キロ、挑戦者岩佐は53.4キロ。
 今回が初防衛戦の山中だが「ベルトを守るという意識はない。世界に行くための挑戦」とキッパリ。自ら「良すぎてどうしようかと思うぐらい」というコンディションは、たしかに絶好調をうかがわせた。WBAランク3位まで上昇したことを「いつのまにか」と照れながらも「それに負けない実力がついてきていると思う」と成長をアピール。試合の展開を問われ「自分からプレッシャーをかけて倒したい」と宣言した。7連続KO中の強打を当てることができるか。
 一方の岩佐。こちらも「練習内容、仕上がり、ともに今までで一番だと思います」と話した。もっとも「プレッシャーもそれなりに」と明かすが、プロで初めての大舞台なのだから仕方ない!? 山中よりも勝っている部分を「リーチ(180センチ)。スピードとリズムに関しては僕」とし、チャンピオンを空回りさせるつもりだ。「自分勝手にやりたいようにやらせていただきます。フルマークの判定勝ち」と理想を掲げた。勝てばセレスジム創設8年目で初のチャンピオンとなる。
 選手、関係者の間でも予想が分かれるこの一戦は、それだけの好カードという証拠だ。
「これだけ楽しみなのは初めて。ワクワクしている」(山中)
「緊張もしている。でも何よりワクワクしている」(岩佐)
 ボクシングファンがワクワクしてたまらない激突はいよいよ明日、後楽園ホールでゴング――。

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