パワーの名城か、テクニックのロハスか。WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ(大阪府立体育会館)を5日に控え、3日には両陣営による調印式とルールミーティングが大阪市内のホテルで行われた。
前WBA王者で挑戦者の同級7位・名城信男(29=六島)は、赤い鎧(よろい)に身を包んだ大阪城甲冑(かっちゅう)隊の面々を引き連れて調印式会場に〝殴り込み〟。「体調はいい。必ずWBCのベルトを手にしたい。前半から積極的に行く。真田幸村にあやかって、熱い試合を見せたい」と意気込んだ。前日2日の予備検診では胸囲で12・5センチ上回り、パンチ力を十分に生かしたい。
一方の王者トマス・ロハス(30=メキシコ)は名城の風変わりな登場に驚いた表情を見せながらも「ショーの一環だからね」とすぐに冷静さを取り戻した。昨年9月の王座決定戦で河野公平に判定勝ちして戴冠。今回が初防衛戦となる。長身の技巧派サウスポーだ。「日本に王者として戻ってこられて満足している。今から試合でもいいくらい、体調はいい。できればKOしたい」とこちらも自信満々だった。
4日の前日計量は大阪・心斎橋のアメリカ村で、一般公開の形で行われる。
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