バズーカ砲不発も明白な判定勝ち――。3日後楽園ホールで行われたチャンピオンカーニバル、日本フェザー級タイトルマッチは、強打の王者・細野悟(大橋)が1位挑戦者・木原和正(ウォズ)の守り重視の試合運びに手を焼くかされたものの、3-0判定勝ちで、昨年11月に獲得したベルトの初防衛に成功した。
4回、両者右を相打ち。次の一瞬、木原がはじけ飛ぶようによろめく。試合を象徴するようなシーンだった。力勝負では非力な木原は対抗できない。その後も木原は試合巧者ぶりを発揮したものの、細野の決定打から逃れるのが精一杯。終盤9回にはホールディングの反則をとられて1点減点。結局、ダウンシーンはなかったものの、3ジャッジのスコアが98-92(中村、福地)、97-93(杉山)と文句なしの判定で細野の勝利を支持していた。
この日の前座6回戦では、12月の全日本新人王決定戦でミニフライ級に優勝した原隆二(大橋)が登場。タイのニュークリア・ソータナピニョーの抵抗に遭いながらも4回に左フックで倒した直後、猛攻でレフェリー・ストップ勝ちに持ち込んだ。
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