メキシコ・グアダラハラで5日(現地時間)行われたWBA世界S・ウェルター級王座決定戦は、1位オースティン・トラウト(米)が暫定王者リゴベルト・アルバレス(メキシコ)を3-0判定で下し、ベルトを巻いた。
サウスポー同士。しかしアウトボクサー、トラウトに対し、アルバレスはブルファイターとスタイルは対照的。スキルとスピードの差は明白で、右ジャブを丹念に突くトラウトが難なくペースを掌握。攻めの糸口がつかめず、手数が少ないアルバレスへ地元ファンも中盤からブーイングを浴びせる始末。徹底してアウトの距離で戦う米国人がカットを負ったアルバレスに連打を見舞って勝敗を決定づけた。スコアは3ジャッジとも119-108と大差でトラウトを支持した。
トラウトは22勝13KO無敗。アルバレスは26勝19KO3敗。今のところ、トラウトは正規王座に就いたという説と暫定王座を獲得したという情報の2つがある。
同じリングで行われたWBAミニマム級挑戦者決定戦は7位ヘスス・シルベストレ(メキシコ)が5位ヤデル・エスコバル(ニカラグア)に3回鮮やかなKO勝ちを飾っている。
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