「3度目の正直」なるか。5日のWBA女子ミニマム級タイトルマッチ(大阪・ATCホール)に出場する同級王者・多田悦子(29=フュチュール)と、挑戦者アマラ・ゴーキャットジム(21=タイ)の前日計量が4日、大阪市内のホテルで行われた。両者ともリミット体重から100グラムアンダーの47・5キロで一発パスした=写真。
多田は1年ぶりの国内での試合に臨む。「体調は問題ない。1ラウンド目からプレッシャーをかけていく」と序盤からの攻勢を宣言した。過去2戦はドロー防衛。今度こそ勝ってベルトを守りたい。昨年12月にWBC女子ライトフライ級王者の富樫直美(ワタナベ)との変則2冠戦に引き分け。今年4月の敵地トリニダード・トバゴでの暫定王者リア・ラムナリンとの統一戦も、フルラウンドを終えてのドロー判定だった。
計量前には尊敬するWBC世界フェザー級王者の長谷川穂積(真正)から電話で激励されたといい、いっそう気合が入った様子だ。
一方の挑戦者アマラは多田が09年8月の初防衛戦で下したヤニの双子の姉。こちらは身長で10センチ下回るため、インファイトでの王者攻略を宣言している。この日も落ち着いた表情を崩さず「減量は大丈夫。普通に練習ができたし、問題はなかった」と、こちらも好調をアピールした。
0 件のコメント:
コメントを投稿