第57回全日本新人王決定戦は19日東京・後楽園ホールに超満員2500の観客を集めて行われた。注目のライト級の不敗対決は、土屋修平(角海老宝石)が強打を三好祐樹(FUKUOKA)に決め、三好はアゴの骨折の疑いで初回終了棄権。新人王久々の大器はこれで8戦全KO勝ちを記録し、東日本決勝に続き最優秀新人王に選ばれた。角海老宝石ジムは今回土屋とともにS・バンタム級コーチ義人、フェザー級関豪介と3人の全日本新人王が誕生。同ジムにとっては20年ぶりの快挙達成となった。
ミニマム級の原隆二(大橋)はアマ時代に勝っている西軍代表伊藤秀平(真正)を圧倒し、5回レフェリー・ストップによるTKO勝ちで技能賞を獲得。他に、ウェルター級の林欽貴(E&Jカシアス)は3回にタイミングのいい右ストレートを向真一郎(SFマキ)に決めて倒し、主審はノーカウントでTKOを宣告。林は内藤純一会長(カシアス内藤)にジム初の全日本新人王をもたらすとともに、技能賞をゲットした。
なお東西対抗の成績は、東日本が8勝3敗1引き分けで今回も西日本を制している。
◇この日の全12階級の試合結果は次の通り--。
MM級 原 隆二(大橋)TKO5R1'40" 伊藤秀平(真正)
LF級 山口隼人(TEAM 10 COUNT)2-1判定 藤原永次(FUKUOKA)
F級 角谷淳志(金沢)2-1判定 堀陽太(横浜光)
SF級 佐藤宗史(石神井スポーツ)引き分け 田中裕士(畑中)
※1R延長戦の末佐藤の勝者扱い
B級 柘植雄季(駿河)2-1判定 堤英治(ONE-TWOスポーツ)
SB級 コーチ義人(角海老宝石)3-0判定 松本章宏(カシミ)
FE級 関 豪介(角海老宝石)TKO4R2'13" 知念翔太(沖縄ワールドリング)
SFE級 荒井翔(ワタナベ)TKO3R1'09" 中山和彦(FUKUOKA)
L級 土屋修平(角海老宝石)TKO1R終了 三好祐樹(FUKUOKA)
SW級 山田智也(協栄)3-0判定 岡本和泰(奈良)
W級 林欽貴(E&Jカシアス)TKO3R0'21" 向真一郎(SFマキ)
M級 福山和徹(冷研鶴崎)3-0判定 岩崎和雄(ロッキー)
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