2010年11月8日月曜日

高山IBF挑戦発表


 高山が全勝のIBF王者に挑戦―。ミニマム級で過去にWBC、WBA暫定と世界王座を獲得した高山勝成(27)が、今月27日に南アフリカでIBF同級王者ヌコシナチ・ジョイ(27=南アフリカ)に挑戦することが正式決定した。8日、大阪市内の会見で発表された。=写真は高山と中出トレーナー=
 ジョイは21戦全勝(15KO)の戦績を誇る万能型の長身サウスポー。今年3月に当時の王者ラウル・ガルシア(メキシコ)と大差判定で下してベルトを奪取。高山戦が初防衛戦となる。開催地は標高1700メートル以上のヨハネスブルクが予定されている。
 高山はIBFなどJBC未公認のメジャー団体王座獲得を狙うため、昨年11月にJBCに引退届を提出。フリーの立場となった。その後、フィリピンのALAジムとプロモート契約を結んでいる。
 今年9月に南アフリカでの挑戦者決定戦を制し、トップコンテンダーとしての指名挑戦が決まった。「こんなに早くチャンスが回ってくるとは思わなかった。しっかりとタイトルを日本に持って帰りたい。判定なら勝てない気持ちがある。KOします」と意気込みを語った。
 ジョイの試合映像は入手に苦労し、ガルシア戦を確認したのがわずか1週間前という。「ガードが堅くて、ワンツーをしっかり打ってくる。身長とリーチは向こうが上だが、スピードは勝っている。頭脳的に戦いたい」と攻略をイメージしている。スパーリングは相手がおらず、シャドーやマスボクシングなどの練習をこなしているという。

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