パッキアオ-マルガリート戦が挙行されたダラス・カウボーイスタジアムで行われたもう一つのタイトル戦で、キューバの至宝ギエルモ・リゴンドウがリカルド・コルドバ(パナマ)を下し、プロ7戦目で初の世界王座を獲得した。
李冽理(横浜光)が正規王者に君臨するWBA世界S・バンタム級暫定王座を争った両者。サウスポー対決はシドニー、アテネ五輪で金メダルに輝いたリゴンドウ(29歳)が4回、左ボディーでダウンを奪うなど優勢。しかし、この王座の元保持者コルドバ(27歳)も6回、右でキューバ人のグローブをマットにつかせ、カウントを聞かせる。しかしノーダメージのリゴンドウは以後、軽快なフットワークに乗せてアウトボクシングを徹底。公式スコアは117-109、114-112(リゴンドウ)、114-112(コルドバ)と割れたものの、スプリット判定でベルトを腰に巻いた。
リゴンドウは7戦目の戴冠(全勝5KO)。この一戦からトップランク社とサインしている。「彼はアメリカに来て、判定勝ちの要領を学んだようだ」と捨て台詞を吐いたコルドバは37勝23KO3敗2分。
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