2010年10月27日水曜日

最愛の母の葬儀 長谷川感謝、号泣

 前WBC世界バンタム級チャンピオン長谷川穂積の母裕美子さんが24日朝、がんのため亡くなった。享年55歳。深い悲しみの中、25、26日と地元兵庫県西脇市のやすらぎ苑で通夜・告別式が営まれた。合わせて約800人の弔問客の中には、徳山昌守さん、高山勝成、粟生隆寛らの元世界チャンピオンの姿もみられた。
 裕美子さんは4年前にがんを発症し、以来家族を挙げて闘病生活を送ってきた。長谷川は4月にモンティエルとのチャンピオン対決に敗れ、この直後に裕美子さんの容態が悪化したことから、「自分が負けたせいではないかと、責めたこともありました」と告白している。
 葬儀では故人の夫で長谷川の父でもある大二郎さんが喪主として悲しみをこらえて挨拶。続いて家族を代表して長谷川が悲痛の表情で、苦痛に耐えた「オカン」を称え、感謝し、「母が教えてくれたこと、残してくれたものを守り、兄弟5人とオトウ(父)とで頑張っていきます」としっかりと挨拶。それでも最後は感極まって号泣し、参列者の涙を誘っていた。
 長谷川は11月26日に名古屋でWBC世界フェザー級王座決定戦(対ファン・カルロス・ブルゴス)が決まっている。

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