11月中旬に中国・広州で開催される第16回アジア競技大会のボクシング競技、男子の代表3名は、須佐勝明(フライ)、清水聡(バンタム)、川内将嗣(L・ウェルター)といずれも自衛隊体育学校の所属だ。30日には東京・練馬の自衛隊朝霞駐屯地内の同校体育館で壮行会が開かれ、3選手は本博国監督とともに出席し、来賓や同僚らから激励を受けた。
今度のアジア大会に同校から日本代表として派遣される選手は、レスリングや近代五種など総勢18名。ボクシングの3名はいずれも五輪マーク入りの制服を着用して壮行会に臨み、1人ひとり「メダルを獲る」と意欲的なコメントを口にした。
4年前ドーハの同大会で銅メダルを獲得した須佐(27)は、今回それ以上の活躍を期待されるが、プレッシャーはないと言う。「常に挑戦者のつもりでいるので、特に緊張することはない。金メダル獲って世界選手権に繋げたい」と、先を見据えている。
06年の世界選手権3位の実績を誇る川内(24)は「次のオリンピックに出るには、メダルが必要だと思うので、なんとか獲りたい。今までのボクシングではポイントが入りづらいので、最近の海外のスタイルを取り入れている」。フェザー級が廃止されるためバンタム級に落として出場する清水(24)は「来年オリンピック予選も始まるので頑張る。的確に打つこと、クリーンヒットをもらわないことを意識して練習している」と抱負を述べた。
ボクシング競技の監督を務める本氏(日連強化委員長)は「やることをやって、悔いを残さないような試合をすれば、結果は自ずとついてくる」と語り、全員銅メダル以上を期待している。一行は9日に出発。ボクシング競技は16日から開始される。
=写真は記者会見で抱負を述べる左から須佐、川内、清水=
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