3月にスタートした東日本新人王トーナメントもいよいよ11月3日の決勝戦を残すのみ。20日午後には会場の後楽園ホールと同じビル内で恒例の記者会見が催された。12階級の決勝進出者が出席し(一部欠席)、抱負を述べるとともにカメラの前で対戦者とファイティングポーズを取り合った。
ミニマム級は原隆二(大橋)-安慶名健(横浜光)の不敗対決。ともにアマで40戦前後の経験があり、原はインターハイ2連覇の実績を持つ注目選手。新人王戦の中でも特にレベルの高い試合が期待される。
S・バンタム級大橋健典-コーチ義人は角海老宝石ジムの同門対決。「手加減なしの真剣勝負で熱い試合をする」と大橋が言えば、コーチは「(大橋は)ビジネス・パートナー。生活かかっているもんで……」と笑わせたが、もちろん試合はガチンコである。
ウェルター級は異色の顔合わせ。輪島大千(輪島)は知られるように父親がジム会長で元世界J・ミドル級王者の輪島功一さんだが、相手の林欽貴(りんきんき)のE&Jカシアスジム内藤純一会長は往年の人気選手(元東洋ミドル級王者)で、しかも輪島会長と対戦して敗れている。「それは知っていますが、意識はしない。勝って次に繋げたい」と輪島。教え子による代理戦の結果は?
ミドル級は伊藤修平(ドリーム)が準決勝戦で拳を骨折したため棄権。岩崎和雄(ロッキー)が不戦勝で新人王一番乗りとなった。チケット等の問い合わせは東日本ボクシング協会(03-3812-7447)。カードは下記の通り――。
MM級 安慶名健(横浜光)-原隆二(大橋)
LF級 山口隼人(湘南RYUJU)-多打魔鎖獅(TI山形)
F級 堀 陽太(横浜光)-平 龍太郎(石神井スポーツ)
SF級 清水大樹(横浜光)-佐藤宗史(石神井スポーツ)
B級 堤 英治(ONE TWOスポーツ)-高橋康弘(ドリーム)
SB級 大橋健典(角海老宝石)-コーチ義人(角海老宝石)
FE級 小野田昌史(ワタナベ)-関豪介(角海老宝石)
SFE級荒井 翔(ワタナベ)-高橋里望(ドリーム)
L級 中澤将信(帝拳)-土屋修平(角海老宝石)
SL級 山田智也(協栄)-高橋光政(角海老宝石)
W級 林 欽貴(E&Jカシアス)-輪島大千(輪島功一スポーツ)
M級 岩崎和雄(ロッキー)=不戦勝
0 件のコメント:
コメントを投稿