バルバドス島ブリッジタウンで開催されていたアマチュアボクシング第6回AIBA女子世界選手権大会は18日(現地時間)10階級の決勝が行われ、全日程を終了した。
注目されたL・フライ級メリー・コム(インド)はステルータ・デュータ(ルーマニア)に16-6の文句なしのポイント勝ちで、世界選手権5連覇の偉業を達成。またライト級ケティー・テーラー(アイルランド)もドン・チェン(中国)に18-5と大差をつけてポイント勝ちし、こちらは世界選手権3連覇に成功した。
今大会では1国が金メダルを独占することはなく、ロシアが2階級を制したのが最多だった。中国は4階級で決勝に進出したものの、勝ったのはフライ級のレン・カンカンだけだった(銀3、銅3)。アジア勢では、他にインド(金1、銅1)、北朝鮮(金1、銀1)の女子ボクシング強国が健闘。一方4選手が参加して予選敗退の日本は、フライ、バンタムが優勝者と対戦という不運もあったが、今後強化策の全面的見直し等、レベルアップに向け一層の努力が必要だろう。
■各級決勝戦結果(数字は公式ポイント)
H級 ナデツァ・トロポワ(ロシア)棄権2R カテリーナ・クゼル(ウクライナ)
LH級 ロゼリ・フェイトサ(ブラジル)12-3 マリナ・ボルノバ(カザフスタン)
M級 メリー・スペンサー(カナダ) 14-2 リ・ジンジ(中国)
W級 アンドレシア・ワッソン(米) 5-4 サバナ・マーシャル(英)
LW級 ガルサム・タタール(トルコ) 13-1 べラ・スルジナ(ロシア)
L級 ケティー・テーラー(アイルランド) 18-5 ドン・チェン(中国)
Fe級 ユン・クムジュ(北朝鮮) 7-4 ヤン・ヤンジ(中国)
B級 エレナ・サバリエバ(ロシア) 7-3 キム・へソン(北朝鮮)
F級 レン・カンカン(中国)10-5 ニコラ・アダムス(英)
LF級 メリー・コム(インド)16-6 ステルータ・デュータ(ルーマニア)
※写真は5連覇達成を喜ぶメリー・コム=PHOTO/AIBA=
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