WBC世界S・ミドル級王者ミケル・ケスラー(デンマーク)が目を負傷。開催中のS・ミドル級トーナメント「スーパー6」から辞退することになった。彼のプロモーション会社ザウアーランドが発表したもので、ケスラーは9月25日、地元デンマークでアラン・グリーン(米)との防衛戦兼スーパー6戦を予定していた。
試合に備えて調整中だったケスラーは、物が二重に見えるなどの症状が出、決断を下したもの。ちなみに彼のドクターは復帰まで9ヶ月かかると話す。ケスラーは完治後復帰を望んでおり、網膜はく離かどうかは明らかにされていない。
トーナメントを主催する米国のショータイムは、ケスラーの代役を誰が務めるかまだ発表していない。一説にはテイラーに代わって新規参加したグリーンをカットして、残りの4人で覇権を争うという案も出ている。同時に10月2日に予定されるアルツール・アブラハム-カール・フロッチ戦が、空位となる見込みのWBC王座決定戦となる可能性がある。WBCはケスラーを「名誉チャンピオン」に据える計画だという。
一方、同じ9月25日に予定されるアンドレ・ウォード-アンドレ・ディーレル戦は場所が定まっておらず、延期の話も出ている。
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