11日夜、後楽園ホールのメイン8回戦に出場した元日本S・フライ級チャンピオンのサラリーマン徹平(現同級11位=花形)は神戸・真正ジムの山田卓哉に3-0判定負けを喫した。
出だしから山田のアグレッシブな攻撃が目立った。ヘッドバッティングの注意を受けながらも、右クロスを何度と決めて元王者にロープを背負わせる。試合の1ヵ月前に首を痛め、ほとんど実戦練習をできなかったというサラリーマンだが、得意の左リードもピリッとせず防戦一方。終盤はダッキングと左フックで抵抗したものの、元気な山田の勢いをそぐことはできず。80-73、80-74、78-74の大差で山田の勝利が支持された。
「(山田は)ガンガン来る、ハートの強さも分かっていたので……」と敗者は負けを受け入れていた。24勝4KO9敗。一方、アウェーで殊勲の勝利をあげた山田は「ラストチャンスやと思ってやりました」。初のランキング入りを濃厚とし、駆け付けた応援団と喜びを爆発させた。11勝3KO4敗3分。
そのほかの8回戦は、飯田将成(コパン星野)が和田直樹(花形)に1回TKO勝ち、宮森卓也(18古河)は藤井龍二(角海老宝石)に判定勝ち。また女子6回戦ではWBC女子アトム級15位の花形冴美(花形)がフィリピンのジュジース・ナガワに判定負けした。
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