2010年5月7日金曜日

いくぞV3 王者名城、準備完了


 因縁の再戦が目前となった。WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は、大阪府立体育会館で8日にゴング。7日は前日計量が、大阪・なんばの「ヤマダ電機 LABI1なんば館」で一般公開される形で行われた。
 3度目の防衛を目指す王者名城信男(28=六島)、指名挑戦者の同級1位ウーゴ・カサレス(32=メキシコ)とも、上限の52・1キロ(115ポンド)で一発でクリア。7カ月ぶりの再戦に向けた準備は完了した。
 ガッツポーズで自慢の肉体美を誇示した名城は「体調はすごくいい。(再戦で)手の内が分かっているのはお互いさま。今回はわかりやすい形で、しっかりとKOで勝ちたい」と自信をのぞかせた。減量も早めに開始したおかげで、順調に進んだという。
 一方、WBOライトフライ級王座に続く世界2階級制覇がかかるカサレスも「非常に調子がいい」とアピール。検診での体温は37・5度とやや高めだったが、計量後はさっそくスパゲティを口に運んでいた。7カ月前は挑発を繰り返した挑戦者だが、今回はなし。謙虚な態度を崩さなかった。
 また試合当日の前座は「ヘビー級祭り」と銘打たれ、国内では珍しいヘビー級4試合が開催。06年12月に国内ジム選手として初めて世界ヘビー級王座に挑戦したウガンダ出身のオケロ・ピーター(緑=挑戦時のリングネームはMG・ピーター)らが出場する。
 計量前の検診(名城、カサレスの順)
 ▽体温 36・4度、37・5度
 ▽脈拍 68、69
 ▽血圧 124/86、124/66

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