2010年5月21日金曜日

パッキアオPFPキングの座をおりる

 アメリカで比較的権威があるとされるパウンド・フォー・パウンド・ランキング(PFP)で、トップの常連だったマニー・パッキアオが2位に降格し、話題となっている。
 それはヤフー・スポーツのPFPランクで、今月分で1位がフロイド・メイウェザーに入れ替わった。ヤフー・スポーツはアメリカの新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットの記者33人が投票。顔ぶれがいずれも知名度が高く、経験豊富な記者で構成されていることから、一般的に信頼性が高いと見られている。ちなみに5月分では33人中20人がメイウェザーを1位に投票、13人にとどまったパッキアオを上回った。復帰戦となったモズリー戦のパフォーマンスが影響したことは言うまでもない。
 だが、フィリピンで論議を巻き起こしたのは事実のようだ。同ランキングの編者で、元ラスベガス紙の記者ケビン・イオール氏(同氏も投票者の一人)は「これは人種差別だ、ランクの正当性を疑う、といった批判を受けた。でも私はアンチ・アジア人でもアンチ・パッキアオでもない。同時にメイウェザーが水上を歩けるとも思っていない。現時点でメイウェザーが少しだけパッキアオよりベターな選手だと私は受け止めたい」とフィリピン紙の取材で答えている。
 同ランクの18位にフェルナンド・モンティエルが登場。これは以前、長谷川穂積がいたスポットで、勝利が評価されたことを物語る。

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