名城防衛ならず――8日大阪府立体育会館第1競技場で行われた名城×カサレス・パート2は、王者名城信男(六島)が1位挑戦者ウーゴ・カサレス(メキシコ)に3-0判定負けし、WBA世界S・フライ級王座3度目の防衛に失敗した。カサレスはWBO・J・フライ級に続く2階級制覇を達成。
この試合は昨年9月の初戦ドローを受けて行われたダイレクト・リマッチだった。
立ち上がりの名城はガードをうまく使いながらプレスをかけ、右ボディーストレートからの打ち分けにも好調を感じさせた。しかし4回からカサレスのコンビネーション・ブローが目立ちはじめ、ポイントを挽回。手数と的確さでも名城を上回った。めげずに前進するチャンピオンだが、10回には警戒していた左アッパーを被弾、体勢を崩すピンチ。カサレスは初戦ほどの失速もなく、終盤名城得意の右ストレートが火を噴くことはなかった。
スコアは117-111が2者に115-113。
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