ロサンゼルスのステープルズ・センターで22日(現地時間)行われたIBF世界バンタム級タイトルマッチは、王者ジョニー・ペレス(コロンビア)が挑戦者6位アブネル・マレス(メキシコ)と12回、マジョリティードローで初防衛を果たした。
ダウンシーンはなかったが、両者持ち味を出した好ファイトだった。序盤、スピードで勝るマレスが果敢に仕掛ければ、ペレスは重厚なプレスをかけて挑戦者に後退のステップを踏ませる。顔面が腫れたマレスは旗色が悪かったが、ファンの声援をバックに終盤猛反撃。王者の顔も大きく腫れ上がった。
公式スコアはジャッジ1人が115-113でロサンゼルス在住のマレスを支持したが、他の2者は144-114のドローだった。
ベルトを守ったペレス(21勝14KO1分)は「私が勝った。ドローには値しない。一度も相手のパンチは効かなかった」とコメント。王座奪取には失敗したが、不敗を守ったマレス(20勝13KO1分)も「私が勝った試合だ」と話している。(三浦勝夫)
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